小水力発電システムを管理しとる太田です。古そうで最先端を行っとる(と思っとる)このシステムを紹介します。
集落には竹原川の水を田んぼへ引くための古い水路があって、今も使ってるんやけど、その水路の一部を補修して、小水力発電機に水を落とすようにして、その水量と落差によってペルトン水車を勢いよく回して、発電するんや。発電機の定格出力は1kWやけど、実際は160Wくらい発電してるかな。この電気をAmazさんが開発した3kWhのリチウムイオンバッテリーに24時間充電し、貯まった電気を使って集落の一本道のフットライトや街灯を灯し、集落の入り口を防犯カメラで撮影するようにしたんや。ちなみに物騒やからカメラ設置してるんちゃうで! 登山客がたまに遭難することがあるから、その確認のためやで(笑)
作った電気を売るわけでもなく、お金にならんことを何でやってるんやと思うかもしれんけど、この自家消費型の発電システムが珍しいみたいで、大勢の人が視察にやってくるんや。修学旅行生や、JICAを通して外国人が見に来たときはビックリしたわ(笑) 街灯であかるくなったけど、大勢のお客さんが訪れることでもあかるくなったんや。
どや、最先端やろ?