山と海をつなぐ かいぼり

ヨッ者ー!|さくらいさん

かいぼりは、農閑期の冬に池の水をぬいて、外来魚を捕まえたあと泥を川に流す作業のこと。淡路島では泥さらえ、池干しとも呼ばれてます。むかしは農家の人が総出でしてたけど、最近では少なくなりました。池の泥にはミネラルなどの栄養分が含まれて、海に流れることで養殖のりの色づきが良くなるなど漁業にも影響があるそうです。淡路県民局から学生に手伝ってもらえないかと声をかけていただいて、1年生のスタディーツアーになりました。淡路信用金庫の皆さんも参加くださって、年に一度の恒例行事になってます。

胴長を着て、泥にまみれることって日常にないから楽しい! わたしは最初の年、じょれんで泥を流すことに夢中になりすぎて、足を入れ替えるのを忘れてました。アッと気づいたときは膝まで埋もれて、どうにもこうにも動けない。二人がかりで助けてもらいました、すみません。今では笑い話です。

学生にもかいぼりは大人気で、顔に泥がついてもキラキラした笑顔。作業後のご飯がおいしいこと。都会で暮らす人のリフレッシュに良いと思う。ツアー組んでみたいなぁ。

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2024.04.17

ため池はかいぼり君Ⓡに任せろ!

ヨッ者ー!

さくらいさん

地域・所属
大学と地域をつなぐ仕事。龍谷大学政策学部 / 実践型教育プランナー
秘めたる思い
引っ越しの多い根なし草だから、ふるさとに留まってがんばる人に超憧れる。 / 鳥の目と虫の目を同時にもつ人でありたい。

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  • かいぼりプロジェクト

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