竹原には”ゆっくり滞在できる場所”が必要だ。
洲本市内から車で15分程度で来られる緑豊かな田園風景のある里山「竹原」。
竹原には様々な種類の”想いがある人”が緩やかにつながり、多様な関係人口を築いています。
地域の方の長年の努力もあり観光農園「あわじ花山水」をはじめ、大学と地域が連携して実現した小水力発電の設置、ロングトレイルコースの開発など、多くの人々の努力がここ竹原で形となっています。
そんな竹原地域には、飲食店の開業予定や若い世代の流入などがあり、地域の状況がさらに変化してました。
これまで竹原の変遷を見守ってきた地域の方はこう言います。
「竹原には、”観光できるところ”・”食べるところ”はできたが、ゆっくりと”滞在できるところ”がない」
「お客さんによく聞かれます。『泊まれるところはないのか』って。」
本プロジェクトでは、変化を遂げてきた竹原の地域にある空き家をリノベーションし、地域にゆっくりと「滞在できる場所」を作ります。
そのプロジェクトの舞台となるのがあわじ花山水の向かいにある平屋建ての母屋と大きな倉庫の空き家一帯。
母屋には、大小の広さの和室が6部屋・書斎・ダイニング・キッチン・収納スペースがあります。
和室の一角には床の間もあり日本家屋の雰囲気が感じ取れます。
玄関脇の物置を抜けて、山沿いに向かうとそこには大きな倉庫ともともと牛舎だった建物も静かに建っていました。
倉庫は鉄骨造りで屋根が高く、大きな空間が広がっています。
母屋の裏側には建物よりも広い面積の庭も広がっています。
今は草が生い茂っていますが、この庭も整備していけば面白い空間が作れるかもしれません。
これらの母屋や倉庫を活用して、地域おこし協力隊員の私と家族が住みつつ、地域の方々の集会・地域に訪れる方が滞在できる場所を作っていきます。
竹原の空き家のリノベーション、はじまりはここから。